Contents
サラリーマンが会社にバレずに副業する方法(確定申告の方法を詳しく解説!)
サラリーマンの給料が増えないこのご時勢。
働き方改革などで、いままで残業で稼いでいたサラリーマンも、健康労働の名の下にそれもできなくなりつつあります。
しかし子供の養育費など必要なお金は増えていくばかり・・・
このような背景のなか、サラリーマンでも副業する人が増えてきています。副業はお金が増えるのはもちろん、自身のスキルアップにも繋がるので積極的にやったほうがいいです。
しかし社会の仕組みはそんな大副業時代に追い付いておらず、いまだに副業を禁止している会社が多いも事実です。
ポイント
そこでこのページでは、サラリーマンの副業が会社にバレる主な理由を解説し、会社にバレずに副業する方法を解説したいと思います。
サラリーマンの副業が会社にバレる理由
普通に考えると、本人が会社に言わない限りは、副業が会社にバレるとは思いませんよね。
しかし税務処理の関係から、住民税の徴収額によって副業がバレてしまうことがあります。
例えばとあるサラリーマンが本業の会社とは別の会社で副業をして、そこからも給料を貰ったとします。
基本的に、給料から引かれるのは所得税と住民税なのですが、所得税はその給料をもらった会社から天引きで引かれるので、基本的に副業がバレることはありません。
しかし住民税はその年の所得に応じて、次の年にまとめて一つの会社から徴収される税金なのでやっかいなのです。
つまり主たる給料の取得先である会社から、前年度の所得の合計額によって決まる住民税がまとめて徴収されるのです。これにより、会社は「この住民税からすると総所得はこいつの給料の合計額よりも多いなあ・・・」として会社の給料以外の収入があることがバレてしまうというわけです。
もちろん大企業などで、見ず知らずの経理部が住民税の事務処理などをしている場合で、事務処理担当はなんとなくわかるけど、自分の所属部門の人まで降りてこないような環境であれば問題ないかもしれませんが、経理が近くにいてすぐに声を掛けられるような中小企業のサラリーマンであれば質問される可能性はあります。
またそもそも副業を禁止している企業であれば、経理から本業以外の収入について聞かれることもあるでしょう。
このようにサラリーマンの副業が会社にバレてしまう主な理由は住民税の徴収なのです。
サラリーマンが会社にバレずに副業する方法
まずはじめに上記で書いたように、本業の会社以外で副業として別の企業で働く場合は、2箇所以上から給料を貰うことになり、住民税の徴収により会社に副業収入の存在を隠すことは不可能です。
つまり2箇所以上の会社から給料収入を得る副業で、会社にバレずに行う方法はいまのところ存在していません。
そのため会社員が会社にバレずに副業を行うためには、その副業の所得が給与所得以外の不動産所得や雑所得である必要があります。雑所得というのは税務処理上の呼び名で、給与所得や不動産所得、事業所得など以外の「その他」にあたる所得です。
雑所得の例は次のような所得になります。
雑所得の例
- 公的年金
- 作家以外の人がもらう印税や原稿料、講演料
- アフィリエイトやブログの広告収入
- FX取引の所得
まあ要する会社からの給与収入以外ですね。
当サイトがおすすめしているネット副業も雑所得にあたるものがほとんどですので、これから副業を始めたいというサラリーマンの方は以下の記事を参考に副業を始めてみてください。
副業の収入が20万円を超えた場合は確定申告が必要!
さて給与収入以外の収入であれば、勝手に所得が合算されて会社に通知されるということはなくなりますが、副業での収入が年間20万円を超えた場合は、サラリーマンであっても確定申告が必要になります。
確定申告時に、とある項目のチェックを一つ間違えると、さきほどの住民税による副業の存在がバレのと同じことが起きるので注意が必要です。
(もちろん副収入が年間20万円以下で、確定申告する必要のない人は会社にバレる心配はないので安心してください。)
確定申告というのは、その年の所得に応じて所得税と住民税を払う行為といえます。
そして副収入分の所得税は確定申告時に追加納付という形で直接収めることができるので、会社にバレる心配はありません。ここでもやっかいなのは住民税なのです。
住民税は”別納”という形で、副収入分の住民税を本業の給料からの天引きとは別で納める方法と、もう一つ、本業の所得分の住民税と合わせて本業給料からの天引きという形で支払う方法の2択が選べるのです。
まあまとめて給料から差し引かれたほうが便利っちゃあ便利ですが、それじゃあ会社にバレちゃいますよね。
つまりここでの選択をミスると、会社の給料から合算されて住民税が天引きされるので、会社にバレてしまうというわけです。
会社に副業がバレない確定申告の方法
それでは具体的に住民税を別納する確定申告の方法を解説していきます。
まず副業での収入を確定申告する詳細な方法は画像付きで、以下の別ブログの記事に詳しく書いてますので、こちらを参照してください。
サラリーマン兼副業ブロガーの確定申告の手順・方法~どこまでが経費になるのか?
そのためここでは、具体的にどの項目で住民税の徴収方法が決まるのか解説します。
確定申告の納付書作成ページで入力していると、住民税の入力に関する事項を入力するページに移ります。
ここで住民税の入力を選択すると、最初に次のようなページに遷移します。
このページで最初の項目に「住民税の徴収方法の選択」ができます。
ここで会社に副業の収入がバレたくない人は必ず「自分で納付」を選択してください。
ここで間違って「給与から差引き」を選択してしまうと、次年度の本業の会社の給料から副業収入分の住民税も合算されて天引きされてしまいます!
ポイント
これだけです。
まとめ
サラリーマンが会社にバレずに副業を行う方法を紹介しました。
基本的にサラリーマンの副業が会社にバレてしまう原因は「住民税の徴収」です。
副業での収入が20万円を超えている人はサラリーマンでも確定申告する必要があり、必ず住民税の徴収方法は「自分で納付」を選択しましょう。
このようにきちんと正しい方法で確定申告すれば、自分で口外してしまう以外は会社に副業がばれる可能性は低いでしょう。