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日本のサラリーマンの生産性が低いのは残業時間で評価されるからだと思う
日本のサラリーマンの労働生産性は欧米各国と比べて低いと言われています。
勤勉な日本人のイメージからするとちょっと意外ですよね。
しかし日本では労働時間が多いことが美徳とされる傾向があり、残業時間が多い人ほど評価されるという現状があります。
そのため生産性(アウトプット/時間)を上げようとする意欲が沸かずに、”とりあえず会社にいる”人がいつまでも減らないのです。
ポイント
日本のサラリーマンは労働生産性が低い?
(出典:https://president.jp/articles/-/27576)
上図は世界主要各国の労働生産性を比較したグラフです。
これを見ると日本のサラリーマンの労働生産性がいかに低いかがわかると思います。
しかしこの事実は我々日本人の勤勉なイメージからするとちょっと理解しがたいかもしれませんね。
だって日本人って世界のどの国よりもたくさん働いているイメージがありますからね。
その理由を理解するためには、この生産性がどのようにして計算されているかを考えれば見えてきます。
簡単にいうと生産性はこのように算出されます。
これを見るとわかるように同じアウトプットを出すのに、時間が多く掛かったほうが生産性は低いということになります。
これが日本人の労働生産性が低い理由です。
つまり、単純に言えば、時間だけ多くかけて、生み出せるアウトプットは欧米各国と同じということです。
よく欧米の人は働く時間が短いなんて言われますが、まさにその通りなんですね。
日本人は毎日夜遅くまで働いてようやく欧米人と同じだけの成果を出せるというように見えます。
しかし私は単純にそうは思いません。
日本人は決して欧米人に比べて効率が悪いとは思っていないです。
日本のサラリーマンは残業時間が多いほうが評価される
日本の多くの起業ではいまだに残業時間の過多で評価を決めている風潮があります。
つまり同じだけのアウトプットを出していたとしても、残業時間が多いほうが評価が高いということです。
これって生産性の定義から見るとおかしいですよね。
だって同じアウトプットを出すとしたならば、かける時間は短いほうが生産性は高いのですから。
しかし日本では残業時間が多いほうが評価されるのです。
なぜなのか?
私はある程度この評価制度を理解できます。
それは自分が部下を評価する立場になって考えればわかります。
同じだけのアウトプットを出していたとしても、残業時間が多いほうが「がんばっている」「会社に尽くしている」ように見えるからです。
これは心情的にわからなくもないです。
しかも近年の社会はとても複雑化していて、その人がどれだけのアウトプットを出したかなんて定量的にわからなくなってきてますから、余計に評価する軸は残業時間くらいしかないのです。
昔は一ヶ月に何個製品を作ったか、どのくらい売り上げを上げたかみたいなわかりやすい指標で評価が出来ましたが、最近はチームでの仕事が普通です。
その人がどれくらい売り上げに貢献したかなんてなかなか定量的に算出するのは難しいのです。
ただこの評価方法は少しだけ理にかなっている部分もあって、残業時間というのはその人がどれくらいその会社にコミット(尽く)しているかという現れでもあります。
そのため残業が多いほうが会社に人生捧げているというのは確かに間違いないのです。
(もちろんそれが会社の利益になっているとは思いません)
いくら生産性を上げても評価は変わらない
日本の会社の多くは残業時間の多さ、すなわち会社への依存度で評価を行います。
そうすると同じ量の仕事をこなしたとしても、早く帰ると評価が下がるので、遅くまでダラダラと仕事をするようになります。
早く帰るインセンティブ(動機)がないですからね。
だから生産性が低いのです。
仕事を一生懸命頑張って早くこなし、その分早く帰ったとします。
この場合、下手するとあいつは暇だと思われて、さらに仕事を増やされるのがオチです。
そしていくら仕事をこなそうが、残業時間で評価されるのですから、新しい仕事を振られないように、いまの仕事をみんなが帰る時間までダラダラとやることが横行してしまうのです。
私のいまいる会社は激務で有名で、残業時間が多いことで有名でした。
しかし近年の働き方改革で、さすがに残業時間を減らさないといけないこととなり、残業時間を減らす大号令が出ました。
なんの具体的な方策もなくです。
しかし実際はなぜかうまくいきました(笑)
仕事のアウトプットは落とさずになぜか残業時間だけ減ったのです。
これが何を意味するかわかりますよね。
会社の上層部は生産性を向上したからだと声高に訴えていますが、実際にはダラダラやっていた無駄な時間がなくなっただけだと私は思っています。
これが日本のサラリーマンの実態なのです。
我々サラリーマンの取るべき対応は?
私はもう10数年サラリーマンをやっていますが、この事実に気づいてしまったら一体どうしたらよいのでしょうか。
一つはもちろんそのまま無駄に生産性の低い同僚たちに付き合って、遅くまで会社にいる選択です。
私はこれも十分ありだと思ってます。
だってほとんどの人がそうしているから。
人生の時間の無駄使いをしていると思っても、それがサラリーマンと諦めてください。
次に仕事はこなしつつも早く帰る選択です。
これは余暇を楽しみたい人です。
もちろん残業している人たちと同じだけの仕事をしつつも評価は低いと思いますが、それはそれでありだと思います。
人生会社がすべてではないですからね。
しかし私は第三の選択肢として、そんなサラリーマンにこそネット副業をしてほしいと思っています。
こんな時代のサラリーマンにネット副業がおすすめの理由
私の会社では残業時間を減らせという大号令だけで、残業時間が減ったという話をしましたが、私はまだまだ本気になれば仕事をもっと早く終わりにすることができると思っています。
(というか実際にそうでした)
しかしその分、早く帰ると余計な仕事が振られたり、不当に評価を下げられてしまいます。
そこで私は生産性を向上させることにより生み出された時間でネット副業をすることにしました。
幸い私の仕事はパソコンをいじるだけの仕事です(笑)
そして外出も多いため、自席にいなくてもまったく不思議に思われません。
こんなこと言うと真面目なだけで残業時間の多いサラリーマンが「そんなこと許されない!」と言い出すと思いますが、私はそうは思いません。
仕事なんて人生の一部でしかないのですから、周りに迷惑をかけないように”うまくやればいいのです”
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日本全体で考えればどう考えても私個人の生産性のほうが高いはずです。
まとめ
日本のサラリーマンの生産性が低い理由は残業時間が多いほうが評価されるからです。
この事実に気づいてしまったサラリーマンはそのまま盲目的にそのアホみたいな慣習に従うか、それとも副業により個人の生産性を上げるかのどちらかです。
私は人生の時間を無駄に消費したくないので、ネット副業をしています。
いまはその環境がいろいろと整ってますよ。
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