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サラリーマンが戦略的に出世を捨てるという生き方とは?
世の中のほとんどの人は企業に所属してサラリーマンとして働いていると思います。
そしてサラリーマンとして働いている以上は出世したいと思っている人が多いでしょう。
しかし現代においてサラリーマンが出世を目指すという生き方はあまり賢い生き方ではないと私は考えています。
それは出世して得られるメリットよりも出世を目指すことで失うデメリットが大きいからです。
ポイント
サラリーマンが出世するメリットって何?
まずは一般的に考えられているサラリーマンが出世することのメリットを考えてみましょう。
①給料が上がる
最初に思いつくことは「出世すると給料が上がる」ということです。
これは確かにサラリーマンが出世することで得られる最大のメリットと言えます。
給料が高くなれば使えるお金も増えて、さらに豊かな生活を送ることが出来ると考えられています。(ただし、出世による給料アップで本当に”豊か”になるかは疑問なんですが・・・)
まあそれにしたって人間、貰えるお金は多いほうがいいので、給料が上がることは最大のモチベーションとなるでしょう。
②社会的なステータスが上がる
これも出世することのメリットでしょう。
同じ会社内はもちろん、会社の外に出ても、平社員よりも課長、課長よりも部長、部長よりも社長といったように役職が高い人のほうが社会的なステータスは高いと言えます。
もちろん社会的ステータスなんて、明確な定義があるわけではなく、「他人に自慢できる」、「他の人と比べて恥をかかない」くらいのメリットでしょうか。
それに会社での役職が高いからって会社の外でも威張ってる人は大抵小物なので、最近はあまりメリットと呼べなくなってきているかもしれません。
③裁量(責任)が増える
出世して役職が上がると、自分の裁量で行える仕事が増えます。
もしかしたら仕事のスケールが大きくなるかもしれませんし、従わなければいけない上司も減るかもしれません。
裁量が増えて「自分で決められる」というのは、責任も増えますが、サラリーマンとしての醍醐味であることは間違いありません。
人間、自分の意見が通るというのは誰しもうれしいものです。
私もアホな上司にあたったときは本当にむかつきますし、早く離れたいと思います。
特に自分の意見が絶対的に正しいと思ってる上司は最悪ですね。
そんな上司にお伺いを立てなくてもよくなるのはかなりのメリットかもしれません。
サラリーマンが出世するデメリットは?
さてここからが本番です。
サラリーマンが出世することはいいことだけではありません。
そこでサラリーマンが出世することのデメリットを考えてみましょう。
①残業時間が増える
一般的に出世すると残業時間が増えると言われています。(ある程度以上の役職まで出世できれば減っていく傾向にありますが)
おそらく30代後半から40代にかけての課長クラス、現場リーダークラスの人が一番残業が多いと思われます。
それだけ仕事も責任も増えますからね、
ただ当然のことですが、残業時間が増えるとQOL(クオリティ・オブ・ライフ:生活の質)は落ちますね。
自分の趣味の時間はなくなりますし、家族と過ごす時間も減ります。
休日は疲れて寝るだけかもしれませんね。
②出世争いに一喜一憂して精神をすり減らす
私はこれがサラリーマンが出世することの一番のデメリットだと考えています。
サラリーマンが出世するためには、ほかの同期よりも働き、成果を出し、上司に気に入られなければなりません。
そのために残業時間は増え、同僚や部下の手柄を手柄を横取りすることもあるでしょう。同期よりも出世するということはそういうことです。
また上司に気に入られるためには自分を出すことなく、上司にこびを売り続ける必要もありますね。
また同期や部下の出世に一喜一憂して、「あいつは自分よりも昇進が早い・・・」といったことで思い悩むこともあると思います。
世間一般的には「いい人は出世できない、いやなやつほど出世する」と言われるほどです。
並大抵の神経じゃ企業の出世争いは勝ち抜けないんですね。
ちなみにいまの私の上司も典型的な嫌なヤツです(笑)
上司にはヘコヘコしてこびへつらっているのに、部下に対する態度は横暴で強気です。
しかも何もできないからたちが悪い。
こんなヤツが出世する会社はだめだなと何度も思ったことがあります。
しかしこういうヤツが出世するというのがいまの現実であり、出世するためにはそうならなければならないとも言えます。
③責任が増える
残業が増えることと関係していますが、出世して役職が上がるとその分責任が増えます。
責任が増えるということはそれだけ精神的な負担も大きくなるということです。
もちろんこれはやりがいの裏返しですが、そこまでやりがいのある仕事をしているサラリーマンなんてそうはいないでしょう。
通常は責任が増えることは精神的な負担が増えることとイコールなのです。
精神的な負担が増えると常に仕事のことを考えるようになり、休まることはありません。人生を楽しもうなんて気は起きなくなるんじゃないですかね。
これが”豊かな生活”とはとても言えないでしょうね。
サラリーマンが戦略的に出世を捨てるという選択
このようにサラリーマンが出世するということはメリットもデメリットも存在します。
我々サラリーマンはこのメリットとデメリットを天秤にかけて出世を目指すかどうかを決める必要があります。
しかし一昔前まではこのデメリットをすべて無視して、サラリーマンはほぼ全員が出世を目指すという選択を行ってきました。
それはそれ以外の選択肢がなかったからです。
というよりも「サラリーマンは出世を目指すもの」という固定概念があったというべきでしょうか。
もちろん今は違いますよ。
サラリーマンが出世することのデメリットが大きくなり、出世を目指さないサラリーマンが増えてきています。
まず働き方が多様化し、それほどサラリーマンの役職に対しての社会的なステータスが高いとは思われなくなってきています。
これは自分自身がもっとも当てはまっています。
私は一部上場企業の社員として働いていますが、自分の会社の社長がすごい人だとはまったく思ってません(笑)
先ほど出てきた上司なんて言わずもがなです。
たとえ社長が目の前に現れたとしても「ああ、この人は社内政治をがんばった人なんだな」くらいの感覚です。緊張なんてすることは絶対にありませんし、その辺にいる普通のおじさんと同じ感覚で接するでしょう。
そもそも社長がすごいなんて考え方は旧時代的な発想です。
社長が偉いのはその会社内だけで、会社から出ればただの冴えないおっさんです。
私はネット副業でサラリーマン以上に稼ぐようになって、社長なんて屁のカッパと思えるようになりました。
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結局のところ価値観が多様化して来ているので、社長だから絶対的に偉いなんてことはないんですよ。昔とは違って。
サラリーマンが出世するってことがそんなにいいことではなくなってきている
私がこのページで言いたいことは「サラリーマンの出世ってそこまでいいことじゃない!」」ということです。
何度も言いますが出世した人が偉いというのは旧時代的な発想です。
それに比べてサラリーマンが出世する難易度は以前とあまり変わっていません。
出世は自分の私生活を犠牲にして、すべてを会社に捧げてようやく得られるものです。
得られるメリットが少なくなってきているのに、失うものは依然と変わらない状況になってきているのです。
しかもそれだけサラリーマンが出世を目指すことで失うものが多いにもかかわらず、サラリーマンが成功したと呼べるであろう役員以上の出世はほぼ無理ゲーの世界です。
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そこまで会社に人生を捧げて来たのにも関わらずほとんどの人は成功できない世界であなたは戦っているのですよ。
50代になって周りを見渡せば、出世争いに敗れた落ち武者が溢れていることでしょう。
そこでサラリーマンが”戦略的に出世を捨てる”という選択が現実的になってくるのです!
戦略的に出世を捨てることのメリット①:出世争いに一喜一憂しなくなる
出世争いをしているサラリーマンは常に余裕がありません。
同期の活躍や昇進に一喜一憂して精神をすり減らし、常に成果を上げることを一番に考えて、会社にすべてを捧げるようになります。
こんなサラリーマンは絶対に性格が悪くなっていくでしょう!
また一つも失敗は許されないので、仕事に対して臆病になっていきます。
そうすると既存の事業の延長でしか仕事を考えられなくなり、保守的な仕事をするようになります。
下からのリスクのある提案はすべて却下です(笑)
こうして自身の出世にしか興味がない老害が出来上がっていくのです。
大企業の幹部はこうした人で9割は構成されています(゚Д゚)
では逆に戦略的に出世を捨てたサラリーマンはどうでしょうか?
自身の出世は二の次なので、のびのびと仕事をするようになります。
自分が好きなことを現場でやり続けるのもいいですし、新しいことをやるのもいいでしょう。
出世が目的ではないので、成果は気にせずなんでもできます。
また上司にこびへつらうこともないので、精神的なストレスから解放されます。
安定的な収入を得つつも、ストレスフリーな働き方が可能になります。
そのほかにも戦略的に出世を捨てているので、残業時間が減ります。
ほとんどのサラリーマンは残業していると思いますが、その中には周りに合わせて行う無駄な残業が少なからず混じっています。
これは出世するために必要な”悪”なのですが(笑)、働き方改革が謳われる現代においてもその現象は変わっていません。
しかし出世を捨てたサラリーマンは周りに合わせて無駄な残業をするなんていう人生の無駄時間を消費することなく堂々と帰ることができます。
そして生まれた余剰時間で本当にいろいろなことが出来ますよ。
家族と過ごす時間を増やしてもいいし、新しい趣味を始めてもいいと思います。
ちなみに私は生み出した時間でネット副業を行っています。
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現代最強のサラリーマンの生き方は、副業で得た収入で資産運用し、大きな資産を形成することだと思っています。
サラリーマンとして出世するという捧げる労力と犠牲の割には得られる対価が博打的な生き方をするよりも、よっぽど着実に自分の収入を増やすことが出来ています。
もちろん最終的に大企業の社長になるような人と比べたら生涯賃金は低いかもしれませんが、現状の同期や自分の上司と比較しても確実に得ている総収入は高いです。
収入が高いほうが偉いなんて微塵も思ってませんが、少なくとも出世することのメリットを補って余りあるくらい優れた働き方だと私は考えています。
しかも自分が会社という組織から外れても稼げるようになったことで、自分の会社の社長や上司を屁のカッパと思える心の余裕が生まれる特典付きです。
まとめ
サラリーマンが戦略的に出世を捨てる選択を選ぶということがどういうことなのかを解説しました。
いまや会社で出世することだけがサラリーマンとしての成功と考えることは古い考え方です。
そしてサラリーマンが出世を目指すを目指すことによって得られるメリットよりも失うものが多いデメリットのほうが大きい時代でもあります。
そんな中で”戦略的に出世を捨てる”という選択をしてみてはいかがでしょうか。
サラリーマンとしての出世を捨てるということにまだ恐れがある人は、まずネット副業を始めてみてください。
いままで見えなかった景色が見えてくるはずです。
私がそうでしたから。